技能実習「塗料調色」とは?【2026年最新】受入要件・技能検定を完全解説
技能実習制度における「塗料調色」は、自動車補修、建築塗装、工業製品などで使用する塗料の色合わせ技術を習得する職種です。目視と測色機を駆使してお客様が求める色を正確に再現する技術は、補修塗装や製造業において欠かせない専門技能です。
この記事では、2026年最新の制度情報に基づき、塗料調色の技能実習について、受入要件から技能検定、特定技能・育成就労制度への移行まで詳しく解説します。
塗料調色技能実習の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種名 | 塗料調色 |
| 英語名 | Paint color matching |
| 分類 | その他(サービス関係) |
| 作業名 | 塗料調色作業 |
| 技能実習期間 | 最長5年(1号:1年、2号:2年、3号:2年) |
| 主な受入れ業種 | 自動車補修塗料販売業、塗料製造業、塗料卸売業 |
作業内容の詳細
塗料調色では、「塗料調色作業」を行います。以下が具体的な作業内容です。
塗料調色作業
| 作業分類 | 具体的な作業内容 |
|---|---|
| 色見本確認 | カラーコード確認、実車との色合わせ、測色機による測定 |
| 配合計算 | 調色データの検索、配合比率の決定、修正配合の計算 |
| 調色作業 | 原色塗料の計量、攪拌、微調整、希釈 |
| 試し塗り | テストパネルへの塗布、乾燥後の色確認、色差測定 |
| 品質管理 | 調色記録の作成、配合データの登録、在庫管理 |
受入要件
実習生の要件
| 要件項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上 |
| 色覚 | 正常な色覚を有すること(色覚検査実施) |
| 日本語能力 | 入国時点で日本語能力試験N4相当以上が望ましい |
| 適性 | 色彩感覚に優れ、細かい作業が得意な者 |
受入れ企業の要件
| 要件項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業内容 | 塗料調色を事業として行っていること |
| 設備要件 | 測色機、攪拌機、調色ブース、換気設備を有すること |
| 指導体制 | 技能実習指導員・生活指導員を配置すること |
| 安全管理 | 有機溶剤作業の安全管理体制が整っていること |
技能検定(技能評価試験)
| 段階 | 試験名 | 受験時期 | 試験内容 |
|---|---|---|---|
| 1号→2号 | 基礎級 | 入国後約10ヶ月 | 学科試験+実技試験(基本調色作業) |
| 2号→3号 | 随時3級 | 2号修了前 | 学科試験+実技試験(応用調色作業) |
| 3号修了時 | 随時2級 | 3号修了前 | 学科試験+実技試験(高度な調色技能) |
実技試験では、指定された色に対する調色作業を行います。色差(ΔE)の精度、作業効率、配合記録の正確さが評価されます。
在留資格の流れ
| 段階 | 在留資格 | 期間 | 移行要件 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 技能実習1号 | 1年 | 基礎級合格で2号へ |
| 2〜3年目 | 技能実習2号 | 2年 | 随時3級合格で3号へ |
| 4〜5年目 | 技能実習3号 | 2年 | 優良認定企業のみ |
特定技能への移行
塗料調色から直接移行できる特定技能分野は現時点で設定されていませんが、「自動車整備」分野など関連分野への移行可能性があります。最新情報は入管庁・関係省庁の発表をご確認ください。
育成就労制度への移行に伴い、特定技能への移行ルートが拡大される可能性があります。制度改正の動向にご注意ください。
育成就労制度への移行(2027年開始予定)
2027年から開始予定の「育成就労制度」により、技能実習制度は段階的に新制度へ移行します。塗料調色も育成就労の対象分野として検討される見込みです。
・基本3年の就労で特定技能1号水準の技能習得を目指す
・人材育成と人材確保を両立させる制度設計
・転籍(転職)の条件が緩和される予定
主な送出し国
当社では、ベトナムおよびインドネシアから塗料調色職種の技能実習生を受け入れています。
- ベトナム - 自動車関連の実習生が多く、日本語学習意欲が高い
- インドネシア - 自動車産業関連の送り出しが増加、温和な国民性で職場適応力が高い
安全衛生管理
塗料調色は有機溶剤を使用するため、安全衛生管理が重要です。
| リスク | 対策 |
|---|---|
| 有機溶剤 | 防毒マスク着用、換気設備、作業環境測定 |
| 皮膚障害 | 保護手袋着用、保護クリーム、付着時即時洗浄 |
| 火災・爆発 | 火気厳禁、静電気対策、適正保管 |
| 眼精疲労 | 適切な照明、定期休憩、標準光源使用 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 塗料調色と塗装の違いは何ですか?
A. 塗料調色は塗料の色を作る作業、塗装は塗料を対象物に塗る作業です。別の技能実習職種として扱われます。調色士が作った塗料を塗装工が使用する関係です。
Q2. 測色機だけでは色合わせできないのですか?
A. 測色機はデータを提供しますが、最終的な微調整は人間の目と経験が必要です。特に自動車補修では経年変化した色を再現するため、熟練技能者の判断が欠かせません。
Q3. 色覚が正常でないと就けない職種ですか?
A. 塗料調色は微妙な色の違いを判断する必要があるため、正常な色覚が必要です。入国前に色覚検査を行い、適性を確認します。
Q4. 主にどのような塗料を扱いますか?
A. 主に自動車補修用塗料(ソリッドカラー、メタリック、パールなど)を扱います。建築用塗料や工業用塗料を扱う企業もあります。
まとめ
塗料調色の技能実習は、自動車補修や工業塗装に欠かせない色合わせ技術を習得できる貴重な機会です。最長5年間の実習を通じて、日本の高度な調色技術を学び、色彩の専門家として成長することができます。
技能実習生の受入れをご検討の企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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