技能実習「プリント配線板製造」とは?【2026年最新】受入要件・技能検定・PCB製造を完全解説

技能実習制度における「プリント配線板製造」は、電子機器の心臓部となるプリント配線板(PCB)の製造技術を習得する職種です。スマートフォン、パソコン、自動車など、あらゆる電子機器に使用される重要な部品を製造する技能を学ぶことができます。

この記事では、2026年最新の制度情報に基づき、プリント配線板製造の技能実習について、受入要件から技能検定、特定技能・育成就労制度への移行まで詳しく解説します。

プリント配線板製造技能実習の基本情報

項目内容
職種名プリント配線板製造
英語名Printed wiring board manufacturing
分類機械・金属関係(電気電子)
作業名プリント配線板設計作業、プリント配線板製造作業
技能実習期間最長5年(1号:1年、2号:2年、3号:2年)
主な受入れ業種電子部品製造業、精密機器製造業、基板製造業

作業内容の詳細

プリント配線板製造では、「プリント配線板製造作業」を行います。以下が具体的な作業内容です。

プリント配線板製造作業

工程具体的な作業内容
積層・プレス銅箔と絶縁基材の積層、熱圧プレスによる一体化
穴あけNCドリルによるスルーホール加工、レーザー加工
めっき無電解銅めっき、電解銅めっきによる導通形成
パターン形成露光・現像・エッチングによる回路パターン形成
表面処理ソルダーレジスト塗布、表面仕上げ(金めっき、はんだレベラー等)
検査外観検査、電気検査(導通・絶縁)、信頼性試験

受入要件

実習生の要件

要件項目内容
年齢18歳以上
経験同種の業務経験があること、または職業訓練を受けていること
日本語能力入国時は特に規定なし(日本語学習意欲が求められる)
帰国後の活用習得した技能を母国で活用する意思があること

実習実施者(受入企業)の要件

要件項目内容
技能実習指導員プリント配線板製造の経験5年以上の従業員を配置
生活指導員実習生の生活面をサポートする担当者を配置
受入人数枠常勤職員数に応じた人数枠あり(基本:常勤30名以下で3名まで)
設備要件プリント配線板の製造設備(クリーンルーム環境推奨)

技能検定・評価試験

技能実習の各段階で、以下の技能検定または技能実習評価試験に合格する必要があります。

段階試験内容受験時期
1号→2号プリント配線板製造技能検定 基礎級 または 技能実習評価試験(初級)入国後10ヶ月目頃
2号→3号プリント配線板製造技能検定 3級(随時3級)2号終了前
3号修了時プリント配線板製造技能検定 2級(随時2級)3号終了前
プリント配線板製造技能検定の特徴
試験は学科試験と実技試験で構成されます。実技試験では、回路パターン形成やめっき処理など、実際の製造工程を想定した課題に取り組みます。精密な作業精度が求められるため、日頃の訓練が重要です。

特定技能への移行

プリント配線板製造の技能実習2号を良好に修了した場合、「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業」分野(工業製品製造業分野)の特定技能1号へ移行できます。

項目内容
移行先分野素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業(工業製品製造業)
試験免除技能実習2号良好修了者は技能試験・日本語試験が免除
在留期間特定技能1号:最長5年、特定技能2号:上限なし(対象分野)
特定技能2号製造業分野は特定技能2号の対象(家族帯同可)

育成就労制度への移行(2027年開始予定)

2027年から開始予定の「育成就労制度」により、技能実習制度は段階的に新制度へ移行します。プリント配線板製造も育成就労の対象分野として「工業製品製造業分野」に含まれる見込みです。

育成就労制度のポイント
・基本3年の就労で特定技能1号水準の技能習得を目指す
・人材育成と人材確保を両立させる制度設計
・転籍(転職)の条件が緩和される予定

主な送出し国

当社では、ベトナムおよびインドネシアからプリント配線板製造職種の技能実習生を受け入れています。

  • ベトナム - 電子部品製造分野の実習生が多く、日本語学習意欲が高い。精密作業への適性がある
  • インドネシア - 製造業従事者の送り出しが増加、温和な国民性で職場適応力が高い

安全衛生管理

プリント配線板製造は化学薬品を使用するため、安全衛生管理が特に重要です。

リスク対策
化学物質曝露エッチング液、めっき液の取扱い時の保護具着用、局所排気装置の使用
薬液飛散保護メガネ、耐薬品手袋、防護服の着用
機械による危険ドリルマシン、プレス機使用時の安全装置確認、巻き込まれ防止
静電気静電気対策(アース、除電装置)、ESD対策衣服・靴の着用

よくある質問(FAQ)

Q. プリント配線板製造は未経験でも可能ですか?

A. 未経験でも入国は可能です。送出し機関での事前講習と、来日後の技能実習を通じて段階的に技能を習得します。ただし、精密作業への適性は求められます。

Q. クリーンルームでの作業は必須ですか?

A. 高品質なプリント配線板製造にはクリーンルーム環境が推奨されますが、製品の種類によっては一般環境での製造も可能です。受入企業の設備によります。

Q. 電子機器組立てとの違いは何ですか?

A. プリント配線板製造は「基板自体を作る」職種、電子機器組立ては「基板に部品を実装・組立てる」職種です。それぞれ別の技能実習として設定されています。

まとめ

技能実習「プリント配線板製造」は、電子機器産業を支える重要な製造技術を学べる職種です。技能実習1号から3号まで最長5年間の実習が可能で、その後は特定技能「工業製品製造業」への移行ルートも整備されています。精密な製造技術は世界中で需要があり、実習生のキャリア形成にも役立ちます。

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