技能実習「ゴム製品製造」とは?【2026年最新】受入要件・技能検定を完全解説

技能実習制度における「ゴム製品製造」は、自動車部品、工業用品、日用品など幅広い産業で使用されるゴム製品の製造技術を習得する職種です。成形・押出し・加硫などのゴム加工技術は、自動車産業を中心に日本の製造業を支える重要な技能です。

この記事では、2026年最新の制度情報に基づき、ゴム製品製造の技能実習について、受入要件から技能検定、特定技能・育成就労制度への移行まで詳しく解説します。

ゴム製品製造技能実習の基本情報

項目内容
職種名ゴム製品製造
英語名Rubber product manufacturing
分類その他(製造業関係)
作業名成形加工作業、押出し加工作業、混練り圧延加工作業、複合積層加工作業
技能実習期間最長5年(1号:1年、2号:2年、3号:2年)
主な受入れ業種ゴム製品製造業、自動車部品製造業

作業内容の詳細

ゴム製品製造では、4つの作業から選択して技能実習を行います。

1. 成形加工作業

作業分類具体的な作業内容
圧縮成形金型へのゴム生地投入、プレス成形、加硫
射出成形射出成形機による精密成形
トランスファー成形複雑形状のゴム製品成形

2. 押出し加工作業

作業分類具体的な作業内容
押出し成形押出し機によるチューブ、シート、異形品の連続成形
加硫処理連続加硫(蒸気加硫、熱風加硫)

3. 混練り圧延加工作業

作業分類具体的な作業内容
混練りバンバリーミキサー、ニーダーによる原料配合・混練
圧延加工ロールによるシート・フィルム製造

4. 複合積層加工作業

作業分類具体的な作業内容
積層加工ゴムと繊維・金属の複合材料製造
接着・貼合せコンベヤベルト、ホース等の複合製品製造

受入要件

実習生の要件

要件項目内容
年齢18歳以上
経験製造業経験者、または同種作業経験者が望ましい
日本語能力入国時点で日本語能力試験N4相当以上が望ましい
健康ゴム臭・化学物質への耐性があること

受入れ企業の要件

要件項目内容
事業内容ゴム製品製造を事業として行っていること
設備要件各作業に対応した成形機・加硫機等を有すること
指導体制技能実習指導員・生活指導員を配置すること
安全管理機械設備の安全対策、換気設備が整っていること

技能検定(技能評価試験)

段階試験名受験時期試験内容
1号→2号基礎級入国後約10ヶ月学科試験+実技試験(各作業の基本作業)
2号→3号随時3級2号修了前学科試験+実技試験(応用作業)
3号修了時随時2級3号修了前学科試験+実技試験(高度な技能)
試験のポイント
実技試験では、選択した作業(成形・押出し・混練り圧延・複合積層)に応じた実際の加工作業を行います。製品精度、作業手順、品質判定能力が評価されます。

在留資格の流れ

段階在留資格期間移行要件
1年目技能実習1号1年基礎級合格で2号へ
2〜3年目技能実習2号2年随時3級合格で3号へ
4〜5年目技能実習3号2年優良認定企業のみ

特定技能への移行

ゴム製品製造の技能実習2号を良好に修了した場合、「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業」分野の特定技能1号へ移行できる可能性があります。

項目内容
移行先分野素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業
移行の条件技能実習2号を良好に修了、または特定技能評価試験に合格
在留期間通算5年
特定技能2号在留期間の上限なし(条件を満たす場合)

詳しくは特定技能「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業」の記事をご覧ください。

育成就労制度への移行(2027年開始予定)

2027年から開始予定の「育成就労制度」により、技能実習制度は段階的に新制度へ移行します。ゴム製品製造も育成就労の対象分野となる見込みです。

育成就労制度のポイント
・基本3年の就労で特定技能1号水準の技能習得を目指す
・人材育成と人材確保を両立させる制度設計
・転籍(転職)の条件が緩和される予定

主な送出し国

当社では、ベトナムおよびインドネシアからゴム製品製造職種の技能実習生を受け入れています。

  • ベトナム - 製造業分野の実習生が最も多く、日本語学習意欲が高い
  • インドネシア - 製造業経験者の送り出しが増加、温和な国民性で職場適応力が高い

安全衛生管理

ゴム製品製造は機械作業・化学物質取扱いが伴うため、安全衛生管理が重要です。

リスク対策
巻き込まれ機械の安全装置確認、保護カバー設置、安全教育
高温・火傷保護手袋・保護具着用、高温部表示
化学物質換気設備、保護マスク着用、MSDS管理
騒音耳栓着用、騒音測定、定期健康診断

よくある質問(FAQ)

Q1. ゴム製品製造ではどのような製品を作りますか?

A. 自動車用のシール・パッキン・防振ゴム、工業用ホース・ベルト、Oリング、ゴム管、防水材、日用品(ゴム手袋等)など多岐にわたります。

Q2. プラスチック成形とゴム製品製造の違いは何ですか?

A. プラスチック成形は熱可塑性樹脂を加熱・冷却して成形しますが、ゴム製品製造は加硫(化学反応による硬化)という工程が特徴的です。別の技能実習職種として扱われます。

Q3. 加硫とは何ですか?

A. 加硫は、ゴムに硫黄などの加硫剤を加え、熱と圧力を加えることでゴムを弾性のある状態にする化学反応です。生ゴムから製品ゴムに変える重要な工程です。

Q4. ゴムの臭いは気になりますか?

A. ゴム原料や加硫工程では特有の臭いがありますが、換気設備や局所排気装置で対策しています。慣れると気にならなくなる方がほとんどです。

まとめ

ゴム製品製造の技能実習は、自動車産業を中心に様々な産業で必要とされるゴム加工技術を習得できる貴重な機会です。最長5年間の実習を通じて、日本の高度なゴム加工技術を学び、将来的には特定技能「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業」への移行も可能です。

技能実習生の受入れをご検討の企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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