技能実習「かわらぶき」とは?【2026年最新】受入要件・技能検定を完全解説
技能実習制度における「かわらぶき」は、日本の伝統的な屋根工事技術を外国人技能実習生に伝承する職種です。瓦葺き工事は日本独自の建築文化であり、和風建築の屋根を美しく仕上げる高度な技術が求められます。本記事では、かわらぶき職種の技能実習について、制度概要から受入要件、技能検定まで詳しく解説します。
かわらぶき技能実習の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種名 | かわらぶき |
| 分類 | 建設関係 |
| 作業 | かわらぶき作業 |
| 技能実習の区分 | 技能実習1号・2号・3号(最長5年) |
| 関連する特定技能分野 | 建設分野 |
作業内容の詳細
かわらぶき作業
| 作業区分 | 具体的な作業内容 |
|---|---|
| 下地工事 | 野地板の確認・補修、下葺き材(ルーフィング)の施工、桟木の取付け |
| 瓦の選定・加工 | 瓦の品質確認、寸法合わせ、切断加工、穴あけ加工 |
| 本葺き作業 | 軒瓦・袖瓦の取付け、平瓦の葺き付け、棟瓦の施工、鬼瓦の据付け |
| 固定・防水処理 | 釘・ビス・銅線による固定、漆喰・シーリング材による防水処理、面戸の施工 |
| 補修・葺き替え | 既存瓦の撤去、瓦の差し替え、葺き替え工事全般 |
受入要件
受入企業(実習実施者)の要件
| 要件項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業内容 | 瓦葺き工事業を営んでいること(建設業許可「屋根工事業」が望ましい) |
| 技能実習指導員 | かわらぶき職種で5年以上の実務経験者、または技能検定合格者 |
| 建設業特有要件 | 建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録、JAC(建設技能人材機構)への加入 |
| 安全衛生 | 高所作業に関する安全教育体制、墜落制止用器具(フルハーネス)の整備 |
技能実習生の要件
| 要件項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上(高所作業のため) |
| 身体要件 | 高所作業に適した健康状態(高所恐怖症がないこと) |
| 職歴・経験 | 建設業または屋根工事関連の経験があると望ましい |
| 日本語能力 | 入国時N5程度、2号移行時N4程度が目安 |
技能検定について
| 段階 | 検定名 | 時期 | 試験内容 |
|---|---|---|---|
| 1号修了時 | かわらぶき技能検定基礎級 | 入国後10〜12ヶ月 | 学科試験:瓦の種類・工法の基礎知識 実技試験:基本的な瓦葺き作業 |
| 2号修了時 | かわらぶき技能検定随時3級 | 3年目 | 学科試験:瓦葺き施工・安全衛生知識 実技試験:一定規模の屋根模型への葺き付け |
| 3号修了時 | かわらぶき技能検定随時2級 | 5年目 | 学科試験:高度な施工管理知識 実技試験:複雑な屋根形状への施工 |
在留資格の流れ
| 段階 | 在留資格 | 期間 | 移行条件 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 技能実習1号 | 1年 | 基礎級合格で2号へ移行 |
| 2〜3年目 | 技能実習2号 | 2年 | 随時3級合格で3号へ移行可能 |
| 4〜5年目 | 技能実習3号 | 2年 | 優良認定を受けた監理団体・実習実施者のみ |
特定技能「建設」への移行
かわらぶき職種で技能実習2号を良好に修了した方は、特定技能「建設」分野への移行が可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 移行先 | 特定技能1号「建設」分野(屋根ふき作業) |
| 試験免除 | 技能実習2号良好修了者は技能試験・日本語試験が免除 |
| 在留期間 | 通算5年(技能実習と合わせて最長10年の就労が可能) |
| 必要手続き | 建設特定技能受入計画の認定、JACへの加入、CCUS登録 |
詳しくは特定技能「建設」の詳細ページをご覧ください。
育成就労制度について
2027年より、技能実習制度に代わる新制度「育成就労制度」の開始が予定されています。建設分野は対象分野に含まれる見込みで、かわらぶきについても新制度での受入れが可能になると考えられます。現行の技能実習制度からの経過措置等も設けられる予定ですので、今後の政府発表にご注意ください。
送出し国について
当社では、ベトナムおよびインドネシアからかわらぶき職種の技能実習生を受け入れています。
- ベトナム - 日本語学習意欲が高く、建設分野での実績も豊富
- インドネシア - 温和な国民性で職場適応力が高い
安全衛生管理
かわらぶき作業は高所作業を伴うため、特に厳重な安全管理が求められます。
| 安全項目 | 具体的な対策 |
|---|---|
| 墜落・転落防止 | フルハーネス型墜落制止用器具の着用義務、親綱・足場の設置、屋根面すべり止め対策 |
| 特別教育 | 高さ2m以上の高所作業に関する特別教育(フルハーネス型墜落制止用器具使用) |
| 熱中症対策 | 夏季の屋根上作業における休憩・水分補給管理、WBGT値の確認 |
| 粉じん対策 | 瓦切断時の防じんマスク着用、アスベスト含有材への注意(古い建物の場合) |
| 保護具 | 保護帽、安全靴、作業手袋の着用徹底 |
よくある質問(FAQ)
Q: 日本の瓦葺き技術は母国でも活かせますか?
A: 日本式の瓦葺き技術そのものは日本特有ですが、屋根施工の基本技術(防水処理、下地作成、固定方法等)は世界共通で活用できます。帰国後は自国の屋根工事業界でリーダーとして活躍される方も多くいます。
Q: 高所作業が不安ですが大丈夫ですか?
A: 段階的に高さに慣れていく訓練を行います。最初は低い練習台から始め、安全装備の使い方を徹底的に学んでから実際の屋根作業に従事します。安全第一で指導いたします。
Q: 雨天時の作業はありますか?
A: 雨天時は屋根上での作業は安全上行いません。雨天時は瓦の加工・準備作業や屋内での技能練習、安全教育等を行います。
まとめ
かわらぶき職種での技能実習は、日本の伝統的な屋根工事技術を習得できる貴重な機会です。最長5年間の実習を経て、技能実習2号を良好に修了すれば、特定技能「建設」分野への移行も可能です。高所作業を伴うため安全管理が重要ですが、適切な訓練と指導のもとで確かな技術を身につけることができます。
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