技能実習「タイル張り」とは?【2026年最新】受入要件・技能検定・タイル施工を完全解説
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タイル張りとは
タイル張りとは、建築物の床・壁・外装にタイルを張り付ける技術です。タイルは耐久性・耐水性・美観性に優れた建材であり、古くから世界中で使用されてきました。エジプトのピラミッド内部にも今日のタイルに近いものが使われており、建築の歴史とともに発展してきた技能です。
技能実習「タイル張り」では、厚生労働省が定めるタイル張り作業について技能を習得できます。建物の内装・外装・床仕上げを行う重要な建設技能職種です。
タイル張りの特徴
ポイント:タイル張りの魅力
- 住宅・商業施設・公共施設で幅広い需要
- 外装タイル・内装タイル・床タイル等の多様な施工技術を習得
- 建設キャリアアップシステム(CCUS)登録必須
- 特定技能「建設」への移行が可能
- タイル張り技能士は国家資格
タイルの用途別分類
| 用途 | 設置場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 外装タイル | 建物外壁 | 耐候性・耐久性が必要 |
| 内装タイル | 室内壁面 | デザイン性重視 |
| 床タイル | 床面 | 耐摩耗性・滑り抵抗が必要 |
| モザイクタイル | 浴室・プール等 | 小型で装飾性が高い |
業務内容(4分類)
必須業務(従事時間の50%以上)
技能実習生が必ず従事する主要な業務です。
タイル工事の段取り
- タイルの選別:色むら、割れ、欠け、寸法のばらつきを確認
- 墨出し:基準線を床・壁に記す
- タイルの割付け:タイルの配置を計画し、目地位置を決定
- 糸出し:水平・垂直の基準糸を張る
- タイル加工:切断・穴あけ等の加工
タイル張り作業
- 張付け材料の調合・混練:セメント・砂・混和剤等を配合
- 下塗り・修正:下地の凹凸を調整
- タイル張り:各種工法でタイルを張り付け
- 目地詰め:タイル間の隙間にモルタル等を充填
- 清掃・仕上げ:ふきとり、水洗い、酸洗い等
関連業務(従事時間の50%未満)
- タイル張り下地のモルタル塗り
- れんが積み・ブロック積み
- 防水・シーリング工事との連携
- 伸縮調整目地の施工
周辺業務(従事時間の1/3未満)
- 材料・器工具の搬入・搬出
- 足場の設置・解体補助
- 養生シートの設置・撤去
- 清掃・片付け
安全衛生業務
- 保護具(ヘルメット、保護メガネ、手袋等)の着用
- 作業場所の安全確認
- 危険予知活動(KY活動)への参加
- 整理整頓・清潔の保持
タイル張り工法
タイル張りには様々な工法があり、タイルの種類・設置場所・下地の状態によって使い分けます。
外装タイル張り工法
| 工法名 | 特徴 | 適用タイル |
|---|---|---|
| 積上げ張り | タイル裏面にモルタルを塗り、下から上へ積み上げる伝統工法 | 大型タイル |
| 改良積上げ張り | 積上げ張りに下地面にも張付けモルタルを塗る | 大型タイル |
| 密着張り | 下地に張付けモルタルを塗り、タイルを押し付けて張る | 小型〜中型タイル |
| 圧着張り | 下地に張付けモルタルを塗り、タイルを叩いて密着 | 中型〜大型タイル |
| 改良圧着張り | 圧着張りにタイル裏面にもモルタルを塗る | 大型タイル |
| マスク張り | ユニットタイルを使用、紙やネットで連結されたタイルを張る | ユニットタイル |
| タイル型枠先付け張り | 型枠にタイルを先付けし、コンクリート打設後に一体化 | PC版等 |
内装タイル張り工法
| 工法名 | 特徴 | 適用場所 |
|---|---|---|
| 接着剤張り | 有機系接着剤で張り付け、薄い仕上がり | 室内壁、キッチン |
| 密着張り | 張付けモルタルで張り付け | 浴室、洗面所 |
床タイル張り工法
| 工法名 | 特徴 | 適用場所 |
|---|---|---|
| 圧着張り | 下地モルタルに張付けモルタルを塗り、タイルを叩いて張る | 玄関、廊下 |
| 敷きモルタル張り | 敷きモルタルを敷き、タイルを置いて叩き込む | 土間、テラス |
| 接着剤張り | セメント系または有機系接着剤で張り付け | 室内床 |
モザイクタイル張り
モザイクタイルは、1辺が50mm以下の小型タイルで、シート状(紙貼り・ネット貼り)で施工します。
- 紙貼り工法:表面に紙が貼られ、張付け後に紙を剥がす
- ネット貼り工法:裏面にネットが貼られ、ネットごと張り付け
下地の種類
| 下地名 | 特徴 |
|---|---|
| コンクリート下地 | 最も一般的、吸水調整が必要 |
| コンクリートブロック下地 | 吸水性が高い、下塗りが必要 |
| ラスモルタル下地 | 木造建築の外壁等 |
| ALCパネル下地 | 軽量気泡コンクリート、吸水調整必須 |
| ボード下地 | 石膏ボード等、接着剤張りが一般的 |
| れんが下地 | 吸水性が高い |
使用する器工具・機械
タイル張り用器工具
| 器工具名 | 用途 |
|---|---|
| こて(金ゴテ、木ゴテ) | モルタルを塗る・ならす |
| くし目ごて | 接着剤・モルタルにくし目を付ける |
| ゴムハンマー(ゴムたたき) | タイルを叩いて密着させる |
| たたき板(ビート板) | タイルの面を均一に叩く |
| 目地ごて | 目地を詰める |
| 目地棒 | 目地を押さえて仕上げる |
| スポンジ | タイル面の清掃 |
| 吸盤(タイル吸盤) | 大型タイルの運搬・位置調整 |
墨出し用器工具
| 器工具名 | 用途 |
|---|---|
| 水糸 | 水平・垂直の基準線 |
| 下げ振り | 垂直の確認 |
| レベル(水準器) | 水平の確認 |
| トランシット | 測量・墨出し |
| レーザー墨出し器 | 水平・垂直のレーザー照射 |
| 墨つぼ | 墨で直線を引く |
| スケール(コンベックス) | 寸法測定 |
| さしがね | 直角の確認・寸法測定 |
タイル加工用器工具
| 器工具名 | 用途 |
|---|---|
| タイルカッター(押し切り) | タイルの直線切断 |
| タイル切断機(湿式) | 水を使ったダイヤモンドカッター切断 |
| グラインダー | タイルの切断・研磨 |
| タイルニッパー | タイルの欠き取り・小さな切断 |
| ダイヤモンドコアドリル | タイルの穴あけ |
| 電気ドリル | 穴あけ作業 |
| やすり | 切断面の仕上げ |
混練用器工具
| 器工具名 | 用途 |
|---|---|
| 練り桶(トロ舟) | モルタルを練る容器 |
| 練りくわ | 手動でモルタルを練る |
| ハンドミキサー | 電動でモルタル・接着剤を混練 |
| モルタルミキサー | 大量のモルタルを機械混練 |
その他の機械
- 荷揚げ機:材料の垂直運搬
- 台車:材料の水平運搬
- 足場:高所作業用の作業床
- 脚立:低い高所作業用
使用する材料
タイルの種類(素地による分類)
| 種類 | 吸水率 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 磁器質タイル | 1%以下 | 緻密で硬い、耐凍害性優秀 | 外装、床、浴室 |
| せっ器質タイル | 5%以下 | 中程度の吸水性、自然な風合い | 外装、床 |
| 陶器質タイル | 22%以下 | 多孔質で軽い、施釉が多い | 内装壁 |
タイルの形状・寸法
| 分類 | 寸法目安 | 用途 |
|---|---|---|
| モザイクタイル | 50mm以下 | 浴室、プール、装飾 |
| 小口タイル | 108×60mm程度 | 外装、内装 |
| 二丁掛けタイル | 227×60mm程度 | 外装 |
| 100角タイル | 100×100mm | 内装壁、床 |
| 150角タイル | 150×150mm | 床、壁 |
| 200角タイル | 200×200mm | 床 |
| 300角タイル | 300×300mm | 床、大判タイル |
| 大判タイル | 600×600mm以上 | 床、壁 |
役物タイル(特殊形状)
- まぐさタイル:開口部上部用
- 曲がりタイル:出隅・入隅用
- 面取りタイル:端部用
- 段鼻タイル:階段の踏面端部用
- 幅木タイル:床と壁の境目用
- 見切りタイル:端部の仕上げ用
張付け材料
| 材料名 | 特徴・用途 |
|---|---|
| セメント | 普通ポルトランドセメント、白色セメント等 |
| 細骨材(砂) | 川砂、山砂、珪砂等 |
| 混和剤 | 保水性・接着性向上 |
| 既製調合モルタル | プレミックスモルタル、水を加えるだけ |
| 有機系接着剤 | エポキシ系、ウレタン系、内装向け |
| セメント系接着剤 | ポリマーセメント系、床・外装向け |
目地材料
| 材料名 | 特徴・用途 |
|---|---|
| セメント目地材 | 一般的な目地、白色・灰色 |
| 防カビ目地材 | 浴室等の水回り用 |
| 防汚・抗菌目地材 | 汚れが付きにくい |
| 弾性目地材 | 伸縮に追従、伸縮目地用 |
下地材料・副資材
- 吸水調整材:下地の吸水性を調整
- プライマー:接着剤の密着性向上
- シーリング材:伸縮目地・サッシ周り用
- バックアップ材:シーリング目地の深さ調整
- タイルスペーサー:目地幅を一定に保つ
技能検定(基礎級・随時3級・随時2級)
技能実習生は、実習期間に応じて技能検定を受検します。タイル張りの技能検定は「タイル張り作業」の1作業区分で実施されます。
技能検定の体系
| 等級 | 受検時期 | 対象 | 技能レベル |
|---|---|---|---|
| 基礎級 | 1年目終了時 | 技能実習1号 | 基礎的な技能 |
| 随時3級 | 2年目または3年目 | 技能実習2号 | 初級技能者レベル |
| 随時2級 | 3年目終了時 | 技能実習2号・3号 | 中級技能者レベル |
| 1級(参考) | 一般受検 | 経験者 | 上級技能者レベル |
基礎級の試験内容(技能実習生専用)
基礎級は技能実習生専用の試験で、タイル張りの職種に係る基本的な業務を遂行するために必要な基礎的な技能を評価します。
学科試験
| 試験科目 | 内容 |
|---|---|
| 1. タイル工事に使用する器工具・機械の種類 | タイル張り用、墨出し用、タイル加工用、混練用器工具 |
| 2. タイル工事の段取り | タイルの選別、墨出し、割付け、糸出し、タイル加工 |
| 3. タイル張り工法 | 外装・内装・モザイク・床タイル張り、下地の種類 |
| 4. タイル張り用材料の種類 | タイル、セメント、細骨材、混和剤、接着剤、下地材料 |
| 5. 安全衛生 | 危険性・有害性、保護具、作業手順、疾病予防、応急措置、安全標識 |
実技試験:壁のタイル張り
- タイルの選別、墨出し、割付け、糸出し、タイル加工
- 張付け材料の調合・混練
- 下地に使用するタイル張付け材料の使い分け
- 張付けモルタル・接着剤の塗付け
- 壁面に混和剤入りモルタル又は接着剤でタイル張り
- 化粧目地の目地掘り、ふきとり・水洗い等の清掃
随時3級の試験内容
随時3級は、タイル張りの職種における初級の技能者が通常有すべき技能を評価します。
学科試験
- 施工法(器工具、段取り、タイル張り工法、養生、施工設備、関連工事)
- 材料(タイルの種類・品質・用途、張付け材料)
- 意匠図案
- 建築構造(種類・特徴、主要部分)
- 製図(表示記号)
- 安全衛生
実技試験
- タイル工事の段取り一式
- 下地の下塗り・修正
- 内装タイル接着剤張り
- 床タイル張り
- 化粧目地の作製、清掃
- タイルの種類の判定
随時2級の試験内容
随時2級は、タイル張りの職種における中級の技能者が通常有すべき技能を評価します。
学科試験
- 3級の内容に加え、施工計画、検査方法、関係法規についてより詳細な知識
- 伸縮調整目地の役割
- 建築基準法関係法令
実技試験
- 3級の内容に加え、以下のタイル張りができること:
- 外装タイル密着張り
- マスク張り
- モザイクタイル張り
- タイル型枠先付け張り
1級の試験内容(参考)
1級は上級技能者レベルで、以下が追加されます。
- 積上げ張り(改良積上げ張りを含む)
- 外装タイル圧着張り(改良圧着張りを含む)
- 積算:設計図・仕様書から積算ができること
受入要件
受入れ人数枠
| 実習実施者の常勤職員数 | 基本人数枠 | 優良認定時 |
|---|---|---|
| 30人以下 | 3人 | 6人 |
| 31~40人 | 4人 | 8人 |
| 41~50人 | 5人 | 10人 |
| 51~100人 | 6人 | 12人 |
| 101~200人 | 10人 | 20人 |
| 201人以上 | 常勤職員の5% | 常勤職員の10% |
実習実施者(受入企業)の要件
- 建設業許可(タイル・れんが・ブロック工事業)を取得
- タイル工事を実施している企業
- 技能実習指導員:タイル張り技能士2級以上または5年以上の実務経験
- 生活指導員:常勤職員から選任
- 宿泊施設:1人あたり4.5㎡以上の居室を確保
建設分野特有の要件
建設キャリアアップシステム(CCUS)
- 事業者登録が必須
- 技能実習生の技能者登録が必須
- 就労実績を蓄積し、キャリアアップに活用
JAC(建設技能人材機構)
- 特定技能への移行時に加入が必須
- 受入れ後のフォローアップ
- 特定技能外国人の支援
月給制
- 建設分野は月給制が原則
- 日給・出来高払いは不可
- 安定した報酬の支払いが必要
技能実習生の要件
- 年齢:18歳以上
- 職歴:母国でのタイル工事・建設業の経験(推奨)
- 日本語:入国前講習でN5レベル相当を習得(推奨:N4)
- 健康状態:作業に耐えうる健康状態
安全衛生・必要資格
タイル工事では、重量物取扱い、高所作業、切断加工等があるため、安全衛生教育が重要です。
安全衛生教育の内容
- 機械、器工具、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取扱い方法
- 安全装置又は保護具の性能及び取扱い方法
- 作業手順
- 作業開始時の点検
- タイル工事に関して発生するおそれのある疾病の原因及び予防
- 整理整頓及び清潔の保持
- 事故時等における応急措置及び退避
- 安全衛生標識(立入禁止、安全通路、保護具着用、火気厳禁等)
- 合図
- 服装
タイル工事の危険性
- 切創・打撲:タイル切断時の破片、ハンマー使用時
- 墜落・転落:足場・脚立での高所作業
- 重量物による災害:タイル・モルタルの運搬
- 粉塵:タイル切断時の粉塵
- 皮膚障害:セメント・モルタルによるかぶれ
- 腰痛:しゃがみ作業、重量物取扱い
必要な保護具
- 保護帽(ヘルメット)
- 保護メガネ(タイル切断時)
- ゴム手袋(セメント取扱い時)
- 安全靴(つま先保護)
- 防塵マスク(タイル切断時)
- 膝当て(しゃがみ作業時)
- 安全帯(高所作業時)
必要な資格・特別教育
| 資格・教育 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 足場の組立て等特別教育 | 高所作業時の足場使用 | 高さ2m以上の足場作業に必要 |
| 研削といし特別教育 | グラインダー使用 | タイル切断・研磨に必要 |
| 玉掛け技能講習 | クレーン作業の補助 | 重量物の吊り上げに必要 |
キャリアパス(特定技能への移行)
特定技能「建設」への移行
技能実習「タイル張り」から特定技能「建設」へ
- 技能実習2号を良好に修了 → 試験免除で特定技能1号に移行可能
- または建設分野特定技能1号評価試験に合格
- JAC(建設技能人材機構)への加入が必要
技能実習から特定技能への流れ
技能実習1号(1年)
↓ 基礎級合格
技能実習2号(2年)
↓ 随時3級合格
技能実習3号(2年)※優良認定時
↓ または技能実習2号修了後
特定技能1号(5年)
↓ 2号評価試験合格
特定技能2号(無期限)
特定技能2号への移行
建設分野は特定技能2号が認められており、無期限の就労と家族帯同が可能です。
特定技能2号の要件(建設分野)
- 建設分野特定技能2号評価試験に合格
- 班長として1年以上の実務経験
- または技能検定1級に合格
タイル張り技能士のキャリア価値
- 建設業の主任技術者要件:タイル張り技能士1級は、タイル・れんが・ブロック工事業の主任技術者となれる
- CCUS能力評価:タイル張り1級技能士はレベル3の評価条件の1つをクリア
- 登録基幹技能者:将来的に登録タイル張り基幹技能者を目指せる
育成就労制度への移行
2027年(令和9年)より、技能実習制度は「育成就労制度」に移行します。タイル張りは、育成就労制度においても対象職種となる見込みです。
育成就労制度の主な変更点
| 項目 | 技能実習制度 | 育成就労制度 |
|---|---|---|
| 制度目的 | 国際貢献・技能移転 | 人材育成・人材確保 |
| 在留期間 | 最長5年 | 3年(特定技能へ接続) |
| 転籍 | 原則不可 | 一定条件で可能 |
| 日本語要件 | 入国時なし | N5相当以上 |
※育成就労制度の詳細は、今後の法整備により確定します。
送出し国
当組合では、以下の国から技能実習生をご紹介しています。
ベトナム
- 日本語学習意欲が高い
- 器用で細かい作業に適性がある
- 建設業での実績が豊富
インドネシア
- 温和な国民性
- チームワークを重視
- 建設業への適性が高い
よくある質問(FAQ)
Q1. タイル張りの技能実習では、どのような工法を習得できますか?
接着剤張り、密着張り、床タイル張り等の基本的な工法から、モザイクタイル張り、マスク張り、圧着張りなど様々な工法を段階的に習得します。2年目以降は随時3級・随時2級の技能検定を通じて技能を証明できます。
Q2. タイル張り技能士の資格を取得するメリットは?
タイル張り技能士は国家資格であり、技能の証明になります。1級取得者は、タイル・れんが・ブロック工事業の主任技術者となれるほか、特定技能2号への移行条件を満たします。また、CCUS(建設キャリアアップシステム)でのレベルアップにも有利です。
Q3. 磁器質タイルとせっ器質タイルの違いは何ですか?
主に吸水率の違いです。磁器質タイルは吸水率1%以下で緻密・硬質、耐凍害性に優れ外装・床に適します。せっ器質タイルは吸水率5%以下で、自然な風合いがあり外装・床に使用されます。陶器質タイルは吸水率22%以下で多孔質、主に内装壁に使用します。
Q4. 伸縮調整目地とは何ですか?
建物の温度変化による膨張・収縮や、地震等による動きを吸収するための目地です。通常の目地とは異なり、弾性シーリング材を充填します。タイル張り面積が大きい場合や、異種材料との取り合い部に設けます。
Q5. 技能検定の合格率はどのくらいですか?
基礎級の合格率は概ね90%以上です。実習実施者による事前の技能指導と模擬試験の実施により、高い合格率を維持しています。実技試験では壁へのタイル張りを行い、仕上がりの精度が評価されます。
Q6. タイル張りと左官の違いは何ですか?
左官はモルタル・漆喰等を塗って仕上げる技能で、タイル張りはタイルという建材を張り付ける技能です。ただし、タイル張りの下地処理では左官技能(下塗り、修正等)も必要となるため、両者は関連性が高い技能です。
Q7. セメントによる皮膚障害を防ぐには?
セメントは強アルカリ性のため、素手で触れると皮膚炎(セメント皮膚炎)を起こすことがあります。ゴム手袋の着用、長袖・長ズボンの着用、作業後の手洗いを徹底します。皮膚に異常が出た場合は速やかに医療機関を受診してください。
Q8. 特定技能「建設」への移行で必要な手続きは?
技能実習2号を良好に修了すれば試験免除で特定技能1号に移行可能です。ただし、受入企業は建設特定技能受入計画を作成し国土交通大臣の認定を受ける必要があります。また、JAC(建設技能人材機構)への加入、CCUS登録、月給制での報酬支払いが必要です。
お問い合わせ
タイル張りの技能実習生受入れについて、お気軽にご相談ください。
出典:厚生労働省「タイル張り技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目」(令和2年2月)

外国人人材の受け入れに関心のあ る方はお気軽にお問い合わせください。
043-306-1307(キャリアリンクアジア)
043-356-3215(日越振興協同組合)
月〜金、8時〜17時

