技能実習「ビルクリーニング」とは?【2026年最新】受入要件・技能検定・清掃技術を完全解説
この記事でわかること
- 技能実習「ビルクリーニング」の対象作業と業務内容
- 受入要件と技能検定の内容
- ビル清掃に必要な技能と資格
- 特定技能「ビルクリーニング」への移行方法
- 2027年育成就労制度への移行ポイント
技能実習「ビルクリーニング」とは
技能実習「ビルクリーニング」は、外国人技能実習制度においてオフィスビル・商業施設等の清掃に関する技能を習得する職種です。ビルクリーニング作業の1作業区分があり、建物のメンテナンス業における重要な技能職種となっています。
ビルクリーニングは建物の衛生環境と美観を維持する重要な技術であり、専門的な清掃知識と技術が求められます。
ポイント:ビルクリーニングの特徴
- オフィスビル・商業施設の清掃業務が対象
- 早朝・夜間作業がある場合も
- 特定技能「ビルクリーニング」への移行で長期就労可能
ビルクリーニングの作業内容
日常清掃
| 作業内容 | 詳細 |
|---|---|
| 床清掃 | ダストモップ、掃除機による床面清掃 |
| トイレ清掃 | 便器、洗面台、床、鏡の清掃・消毒 |
| ゴミ回収 | 各フロアのゴミ回収・分別 |
| 除塵作業 | 机、棚、手すり等の拭き掃除 |
定期清掃
| 作業内容 | 詳細 |
|---|---|
| 床洗浄 | ポリッシャーによる床面洗浄 |
| ワックス掛け | 床面へのワックス塗布・乾燥 |
| カーペット洗浄 | カーペットクリーナーによる洗浄 |
| ガラス清掃 | 窓ガラス、パーティションの清掃 |
特別清掃
| 作業内容 | 詳細 |
|---|---|
| 外壁清掃 | 建物外壁の高圧洗浄等 |
| エアコン清掃 | エアコンフィルター、内部の清掃 |
| 照明器具清掃 | 照明カバー、器具の清掃 |
| ブラインド清掃 | ブラインドの洗浄・拭き掃除 |
技能実習の期間
技能実習1号
1年目
技能実習2号
2・3年目
技能実習3号
4・5年目
最長5年間の実習が可能です。技能実習3号への移行には、優良な監理団体・実習実施者であることが条件となります。
技能検定の内容
基礎級(1号修了時)
1年目の修了時に受験が必要です。
| 試験 | 内容 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 学科試験 | 清掃の基礎知識、洗剤、用具、安全衛生 | 60%以上 |
| 実技試験 | 基本的な清掃作業(床、トイレ等) | 60%以上 |
随時3級(2号修了時)
3年目の修了時に受験が必要です。
| 試験 | 内容 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 学科試験 | 清掃技術の専門知識、建材知識、品質管理 | 65%以上 |
| 実技試験 | 床洗浄・ワックス掛け、ガラス清掃 | 60%以上 |
随時2級(3号修了時)
5年目の修了時に受験します(任意)。
| 試験 | 内容 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 学科試験 | 高度な清掃知識、作業計画、管理技術 | 65%以上 |
| 実技試験 | 総合的な清掃作業 | 60%以上 |
使用する機器・用具
| 種類 | 具体例 |
|---|---|
| 手作業用具 | モップ、ダスター、スクイージー、ブラシ |
| 電動機器 | 掃除機、ポリッシャー、カーペットクリーナー |
| 高所作業用具 | 伸縮ポール、脚立、作業台 |
| 洗剤類 | 中性洗剤、アルカリ洗剤、酸性洗剤、除菌剤 |
受入れ要件
実習実施者(受入企業)の要件
| 要件 | 詳細 |
|---|---|
| 事業形態 | ビルメンテナンス業を営む企業 |
| 技能実習指導員 | ビルクリーニング技能士または5年以上の清掃経験 |
| 生活指導員 | 実習生の生活指導を担当する常勤職員 |
| 宿泊施設 | 1人あたり4.5㎡以上の居室を確保 |
| 労働条件 | 日本人と同等以上の報酬 |
| 作業場所 | オフィスビル等の管理物件を有すること |
技能実習生の要件
| 要件 | 詳細 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上 |
| 職歴 | 母国での清掃業経験(推奨) |
| 日本語 | 入国前講習でN5レベル相当を習得(推奨:N4) |
| 健康状態 | 清掃作業に耐えうる健康状態 |
受入れ人数枠
| 常勤職員数 | 基本人数枠 | 優良認定時 |
|---|---|---|
| 30人以下 | 3人 | 6人 |
| 31〜40人 | 4人 | 8人 |
| 41〜50人 | 5人 | 10人 |
| 51〜100人 | 6人 | 12人 |
| 101〜200人 | 10人 | 20人 |
| 201〜300人 | 15人 | 30人 |
| 301人以上 | 常勤職員の5% | 常勤職員の10% |
キャリアパス
STEP 1
技能実習
最長5年
STEP 2
特定技能1号
ビルクリーニング(5年)
STEP 3
特定技能2号
無期限・家族帯同可
特定技能「ビルクリーニング」への移行
技能実習2号(ビルクリーニング)を良好に修了した場合、試験免除で特定技能1号「ビルクリーニング」に移行できます。
| 移行条件 | 詳細 |
|---|---|
| 技能試験 | 技能実習2号修了で免除 |
| 日本語試験 | 技能実習2号修了で免除 |
| 在留期間 | 最長5年(通算) |
| 業務範囲 | 建物内部の清掃業務全般 |
特定技能2号への移行
ビルクリーニング分野は特定技能2号が認められており、無期限の就労と家族帯同が可能です。
- ビルクリーニング分野特定技能2号評価試験に合格
- 2年以上の実務経験
- 複数の現場を管理した経験
2027年「育成就労制度」への移行
2027年から技能実習制度は「育成就労制度」に移行します
ビルクリーニング分野は育成就労の対象分野に含まれており、3年間の育成期間を経て特定技能1号への移行を目指す制度となります。現行の技能実習制度で受入れ中の実習生は、経過措置により影響なく実習を継続できます。
対象国籍
当組合では、以下の国籍の技能実習生を受け入れています。
- ベトナム
- インドネシア
- タイ
よくある質問
Q. 早朝や夜間の作業はありますか?
A. オフィスビルの清掃は業務時間外に行うことが多いため、早朝(6時頃〜)や夜間の作業がある場合があります。勤務時間は受入企業によって異なります。
Q. 住宅の清掃(ハウスクリーニング)も対象ですか?
A. いいえ、技能実習「ビルクリーニング」は業務用建物(オフィスビル、商業施設等)の清掃が対象です。住宅清掃は対象外となります。
Q. 高所での作業はありますか?
A. 建物内部の清掃が中心ですが、脚立や作業台を使用する作業があります。外壁清掃など高所作業を行う場合は、別途安全教育を受けます。
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