技能実習「鉄筋施工」とは?【2026年最新】受入要件・技能検定・作業内容を完全解説
技能実習「鉄筋施工」(鉄筋組立て作業)は、鉄筋コンクリート造建築物の鉄筋加工・組立てに必要な技能を習得するための職種です。本記事では、【2026年最新】の受入要件、技能検定の内容、対象作業について詳しく解説します。
鉄筋施工のポイント
鉄筋施工は建設分野の中でも需要が高い職種です。鉄筋コンクリート造の建築物には欠かせない技能であり、技能実習修了後は特定技能「建設」への移行が可能です。
技能実習「鉄筋施工」(鉄筋組立て作業)とは
鉄筋施工は、鉄筋コンクリート造の建築物・構造物において、設計図に基づき鉄筋を加工・配筋・組立てする職種です。技能実習制度の「建設関係」22職種のひとつであり、移行対象職種として最長5年間の実習が可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種名 | 鉄筋施工 |
| 作業名 | 鉄筋組立て作業 |
| 関係分野 | 建設関係(22職種33作業) |
| 在留期間 | 最長5年(1号1年+2号2年+3号2年) |
| 技能検定 | 鉄筋施工(鉄筋組立て作業)基礎級・3級・2級・1級 |
| 試験実施 | 各都道府県職業能力開発協会 |
対象となる業務内容
鉄筋施工(鉄筋組立て作業)で習得する主な技能は以下のとおりです。
必須業務
- 加工:鉄筋の切断、曲げ加工
- 組立て:鉄筋の配筋、結束
- 継手:鉄筋の接合(重ね継手、圧接継手等)
- スペーサー設置:かぶり厚さ確保のための部材設置
- 配筋検査対応:配筋の品質確認
関連業務
- 施工図の読み取り
- 材料の運搬・揚重
- 足場の設置・撤去
- 墨出し作業
- 安全管理活動
使用する主な工具・機械
- 鉄筋カッター(切断機)
- 鉄筋ベンダー(曲げ機)
- ハッカー(結束工具)
- 結束線
- スケール、水平器
- 玉掛け用具
【図解】技能実習の流れ
・鉄筋の種類・規格の理解
・基本的な加工・組立て技能
・安全作業の基礎
・複雑な配筋の組立て
・継手作業の習熟
・図面読解力の向上
・高度な施工技能の習得
・後輩への指導能力
・優良監理団体・実習実施者のみ
技能検定について
鉄筋施工(鉄筋組立て作業)の技能検定は、各都道府県職業能力開発協会が実施しています。技能実習生は「随時試験」として受検します。
試験の種類と内容
| 等級 | 受検時期 | 実技試験 | 学科試験 |
|---|---|---|---|
| 基礎級 | 1号終了時 | 基本的な鉄筋の加工・組立て | 基礎知識 |
| 3級 | 2号終了時 | 柱・梁の鉄筋組立て (試験時間:標準2時間程度) | 鉄筋施工に関する知識 |
| 2級 | 3号中 | より複雑な配筋の組立て | より高度な知識 |
実技試験の概要
3級実技試験
設計図に基づき、鉄筋の切断・曲げ加工を行い、柱・梁等の鉄筋を組み立てます。
評価項目:寸法精度、結束の確実性、かぶり厚さ、全体の仕上がり
合格基準:60点以上(100点満点)
学科試験の範囲
- 材料:鉄筋の種類、規格、特性
- 施工法:加工方法、組立て方法、継手の種類
- 構造:鉄筋コンクリート構造の基礎知識
- 図面:配筋図の読み方
- 安全衛生:労働安全衛生に関する知識
合格基準:65点以上(100点満点)
受入要件
実習実施者(受入企業)の要件
| 要件 | 詳細 |
|---|---|
| 事業内容 | 建設業許可を有する、または鉄筋工事を行っていること |
| 技能実習指導員 | 鉄筋施工に5年以上従事した経験者を配置 |
| 建設キャリアアップシステム | 事業者登録・技能者登録が必要 |
| JACへの加入 | 建設技能人材機構(JAC)への加入が必要 |
技能実習生の要件
| 要件 | 詳細 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上 |
| 日本語能力 | 入国時:N5相当以上(推奨N4) |
| 健康状態 | 重量物の取扱い・高所作業に従事可能な健康状態 |
| その他 | 帰国後に日本で修得した技能を活かす意思があること |
建設キャリアアップシステム(CCUS)
建設分野の技能実習生を受け入れる場合、建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録が必要です。
事業者登録
技能実習生を受け入れる事業者は、CCUSへの事業者登録が必要です。
技能者登録
技能実習生本人もCCUSへの技能者登録が必要。ICカードで現場入退場を管理します。
人数枠
建設分野の技能実習生の人数枠は、常勤職員の総数に応じて設定されます。
| 常勤職員数 | 技能実習生の人数枠(基本) |
|---|---|
| 30人以下 | 常勤職員数の10分の3 |
| 31〜40人 | 9人 |
| 41〜50人 | 10人 |
| 51〜100人 | 15人 |
| 101〜200人 | 20人 |
| 201人以上 | 常勤職員数の10分の1 |
【図解】キャリアパス
技能実習
・鉄筋加工・組立ての技能習得
・技能検定3級取得
・CCUSでの経験蓄積
特定技能1号
・即戦力として就労
・転職可能(建設分野内)
・JAC加入必須
特定技能2号
・在留期間の上限なし
・家族帯同可能
・永住権取得への道
2027年〜育成就労制度への移行
制度変更のお知らせ
2027年4月より、技能実習制度は「育成就労制度」に移行します。建設分野は引き続き受入れ対象となります。
詳しくは育成就労「建設」とは?をご覧ください。
よくある質問
マンション、ビル、橋梁、トンネル等の鉄筋コンクリート造の建設現場で働くことができます。新築工事だけでなく、改修工事・補強工事でも鉄筋施工の技能は必要とされます。
鉄筋施工は鉄筋を加工・組み立てる作業、型枠施工はコンクリートを流し込む型を作る作業です。どちらも鉄筋コンクリート造の建設に不可欠な職種で、現場では連携して作業を行います。
はい。日本で習得した鉄筋施工の技能は、母国の建設現場でも活かすことができます。特に日本式の品質管理や施工技術は、海外でも高く評価されています。
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